あてはまるかたは 睡眠時無呼吸症候群(睡眠時低呼吸症候群)の可能性があります。
寝ているときに、息をするための道(気道といいます)が狭くなるために起こります。
気道というのは、鼻腔(鼻の穴のスペース)、口腔(口の中のスペース)、咽頭(咽のスペース)をあわせて そう呼んでいます。
寝ているときには、この気道をとりまく筋肉がゆるくなってしまうのが一つの原因です。
また、鼻のアレルギーや、副鼻腔炎、扁桃の肥大、全身の肥満、などもともとの素因も原因となります。
高血圧、心臓循環障害、脳循環障害に陥る可能性があります。
また、日中の眠気などのために仕事に支障をきたしたり、 居眠りによる事故の発生率を高めたりするなど、社会的に重大な悪影響を引き起こします。
睡眠ポリグラフィーという検査機器を用いて診断します。
自宅で、就寝時に取り付けるだけです。1日あるいは2日取りつけていただきます。
睡眠ポリグラフィーによって得られた検査結果を解析し、無呼吸の程度を把握します。
その無呼吸の程度により、
(2)に該当する場合は、さらに精密な検査が必要となります。
精密検査は、当院では、ご専門である済生会中和病院呼吸器内科、あるいは天理市立メディカルセンターをご紹介しています。
(3)に該当する場合は 当院でCPAP治療を開始します。
CPAP治療機器の装着法を当院にて指導し、自宅にて毎晩装着し、睡眠していただきます。
この治療が開始になると、
必ず月に1回、当院に受診してもらう必要があります。